路地裏にあって、見つけるのにちょっと難儀するのは、 神奈川県 は 横浜にある、太平館です。隣駅の綱島温泉には1960年代、70軒を超える温旅館があったらしいです。大正時代の初めに鶴見川近くで源泉が見つかり、26年に東京横浜電鉄神奈川線の綱島温泉駅が開業すると、たくさんの旅館が出来ました。「東京の奥座敷」として人気を集めましたが、 今は宿泊施設はなくなって温泉街の面影はありません。これ、これ。銭湯の下駄箱はこうでなくっちゃ!脱衣所には昔ながらの番台。レトロなドライヤーやマッサージチェアやぶら下がり健康器、針のついた体重計など、まさにタイムスリップしたような気持になります。脱衣所は広々としていて、イスも置いているので休むことが出来ます。かなり大きな浴室で、両壁際にシャワー付カランがありますが、シャワー無しの島カランが2列もあって、合計48ものカランを備えています。壁は男女にまたがって大きな富士山のペンキ絵が描かれています。 浴槽上には熱帯魚、男女壁に西洋のタイルモザイクです。浴槽は3つあって、少し熱めの深湯とヌル目の浅湯と、2つの黒湯浴槽と白湯浴槽があります。 温泉自体は、加熱の為に循環していますが、加水・消毒はなし。 しかも、お風呂の蛇口をひねればこのように源泉かけ流しを味わうことができます♪透明度2センチの真っ黒なお湯で少しヌルスベ感があります。ということで、5月5日は菖蒲湯の日でした♪サインに注目!太平館のペンキ絵はおもろいが以前より注目していた女性銭湯絵師田中みずきさんの師匠である中島盛夫氏です。伊豆の海岸から見える富士山が描かれています。最後にご主人とツーショット写真を撮らせて頂きました。今回はお忙しい中、撮影させていただき本当にありがとうございました。
太平館
電話:045-531-0361
営業時間:15:30~22:30
定休日:毎週金曜日