栃木県那須湯本温泉にあります、温泉マニアに有名な宿にやってきました。その名も「雲海閣」です。車のドアを開けた途端硫黄の香りが漂っていました。
受付に行くと誰もいませんでした。 というかいないことの方が多いみたいです(笑)
入浴料は最近値上がりして、500円になったみたいですね!
セルフレジって書いてます。近代的って思いきや古典的ですね!(笑)誰も居ない場合はここに500円を置いて浴室にいきます。
温泉にはこの長い階段を下っていきます。雲海閣は空襲の際、戦火から免れた唯一の宿
らしいです。階段の途中でこのようなトンネルを通るのですが、内装は剥がれていて、薄暗くって不気味ですが、建物の中にトンネルがあるっておもろいですね。
トンネルをくぐると、再び木造の長い階段が現れますが、階段はかなり急です。
それでは、早速中に入ってみましょう。
じゃ~ん!お風呂は内湯のみですが、浴槽は木製で趣がありますね。向かって左側が少しぬるめ、右側があつめのお湯です。(※反対の時もあるようです)
源泉は那須で最古の「鹿の湯源泉」「行人の湯」の混合泉で、もちろん源泉掛け流しです!鹿の湯源泉と言えばこの近くにある共同浴場「鹿の湯」が有名なんですが、「鹿の湯」はいつも混んでて温泉を楽しむには難易度が高いのですがここはいつも貸切状態です。
硫黄泉 温度:53.7℃ PH:2.36お湯を少し口に含んでみると、わずかな苦みとかなり酸っぱい味で酸性泉なのがよくわかります。雲海閣は2つの源泉を引いています。今回は硫黄泉をご紹介しましたが、明日はもう一つの源泉、明礬泉の方をご紹介しますね。
女湯の奧にあるのは客室でしょうか?興味本位で奥まで行ってみると、障子が無惨なことになっていました。
こちらは、今は使われていない客室なんでしょう。雲海閣は素泊まり専門の旅館ですが、そのボロボロの建物と、最高のお湯で温泉マニアをひきつけてやまない個性的な温泉です。
旅館 雲海閣
電話:0287-76-2016
日帰り入浴料: 大人500円