「ガニ湯」は、日本一の炭酸泉でおなじみ、長湯の温泉街を流れる芹川沿いにポツンとある混浴野天風呂です。「ガニ湯」は柵も囲いもなく、良く言うと自然の開放感あふれています。写真は過去のものですが、今頃ちょうど鯉のぼりが見れると思います。以前は橋の下にあるここに脱衣所でがありましたが、今は流されてありません。
で、この看板に書いてあるのは『ガニ伝説』です。
~ガニ湯伝説~ むかしむかし、長湯温泉を流れる川にガニが住んでいました。 ガニは、村の色白の娘に恋をしました。 そして、自分が人間になって、娘を嫁にしたいと思うようになりました。 そんなガニの気持ちを知ったあるお寺の僧が言いました。 「寺の鐘を百回聞けば、人間に生まれ変われるであろう」 それを知ったガニが喜んだことは言うまでもありません。 そこで、娘が湯をあびに来た時に、僧が鐘を突き始めました。 ガニは、心を踊らせながら、鐘の音を数えていたにちがいありません。 そしたら、鐘を突いていた僧も娘のあまりの美しさに一目惚れしました。 そして、ガニを人間にしてやるのが惜しくなりました。 僧は鐘を九十九まで突いたところで言った「娘はオレがもらう」 ガガ〜〜〜〜ン なんちゅう僧侶なんじゃ。 そして、僧が娘に近づいたとたん、いきなり空が雲で覆われたかと思う雨が降り出し、ダダーン! と、僧とガニの上に雷が落ちました!! しばらくして川の水が引くと、ガニの形をした大きな岩が現れ、無数の泡の湯が湧きだしていたそうな。 以来人々はそこをガニ湯と呼ぶそうになったそうです。3月30日に行った時は菜の花いっぱいで、桜も咲いていました。以前の写真ですが、湯口はカニになっていましたが今はありません。
泉質:マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
泉温 37.8度 ph6.5
ガニ湯はカニ湯とも言うそうですが、これを見てなるほど納得!お湯は温めでしたが、お天気も良くて寒くはありませんでした。こちらは、2019年今年の卓上カレンダーに採用しました♪
長湯温泉「ガニ湯」
入浴料:無料