ここはかつて「平野温泉」として営業していた頃の浴場の建物です。幽霊屋敷同然の廃墟となってましたが、今もまだ残っています。幽霊屋敷の下には源泉が流れている場所があります。こちらは以前の写真ですが、辺りには風に乗って、硫黄臭がただよい、周囲一帯は抽出物や金気が付着して黄色く変色しています。それがね、先日行ってみたら湯口からは1滴もお湯が出てなかったんですよ。以前もこの源泉が出ていないことがあって、すぐ北の山の第二名神のトンネルの工事の影響で止まったのか?みたいな議論をしたことがありました。以前訪問の資料によると実測温度はなんと、25.7度!これだけで温泉の定義の、源泉温度が25℃以上であることをクリアーしていました。ちなみにpHは6.5でした。平野温泉の泉質を調べてみると、「含重曹弱食塩泉 」(低張泉)で源泉温度は27・1度だそうです。舐めてみると塩味と弱い炭酸、金気が感じられました。湯口からお湯は出てないけど、湯口以外のあちこちから生暖かい温泉が湧き出ていました。ここからも少し出ていました。足を浸けるとこんな感じになります。ここに降りるまでに藪漕ぎしたら、くっつき虫大量!取るのに難儀しました(汗)