夕暮れ時暗くならないぎりぎりの頃、この日の宿「宮内温泉」に到着しました。旅館の建物は昭和20年に開業したそうで、豊富な湯量3,000L/分を誇り温泉の発見は江戸時代の1850年代ということです。
ここは、昭和46~51年に象の花子(円山動物園)が湯治に訪れた事でも有名です。旅館の前にプレハブの「花子のおやど」を建て、中には大浴槽と寝室を作り5年間程、暮らしたそうです。その後病状はよくなってきていましたが、越冬すると快復を遅らせてしまうこともあり暖かい土地で治療することになり、1976(昭和51)年5月29日朝、本州へ向けて旅立ったそうです。
宿に着くや否や若女将が、温かくお出迎えしてくれました。早速、温泉に入りました。
脱衣場。
タイル張りの浴室はこじんまりとしていて、浴槽は小さいほうが熱湯、大きい方が少しだけ温度が低くなってますが適温でした。自噴していて、源泉掛け流し、加水、加温、循環、塩素混入なしの温泉です。
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉源泉温度 温度: 48.8度 ph : 7.2無色、透明、薄い塩味、無臭。
右の湯口からは殆どお湯が出ておらず、左のパイプから空気に触れない状態でお湯が出ていました。
岩造りの手作り風の露天風呂でした。温度は内湯に比べて低めだったので入りやすかったです。お湯の触感は「ややツルツル」する感じのさっぱり系温泉です。
晩御飯はお刺身にでも出来るという地物のタコをジャブしゃぶにして頂きました♪
その他、アワビや自家製米のご飯、具沢山の茶わん蒸しに舌鼓を打ちました♪
まだちょっと暗いですね!朝早く起きて朝風呂に入りました。
その後、6時45分から朝食でした。鮭が脂が乗っていてとても美味しかったです♪
宮内温泉は温泉には藻が生えていたり鄙び感があっておもろい的には良かったですが、皆様の潔癖気味な価値観からはちょっと違っているかも知れませんね!でも、日本一困難と言われる、幻の秘湯を目指すにはここに泊まる必要がありました。
宮内温泉(グウナイオンセン)
住所:北海道島牧郡島牧村字泊
電話:0136-75-632
宿泊料
今回はオフシーズンで一泊2食付き9940円でした。
日帰り入浴料
大人(中学生以上) 500円
子供(小学生)300円
幼児 無料
利用時間 10:00~21:00
ちょっと長いけど、YouTubeも是非ご覧くださいね!
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