日本一到達困難といわれる野湯、北海道は島牧村の山奥にある『金花湯(きんかゆ)』へ行ってきました。おもろいが、金花湯の存在を本格的に知ったのは今年の6月くらいでした。和歌山で知り合った、温泉の師匠とも言うべき方に「おもろいさん、マニアならそろそろ金花湯を目指してください。」そう言われました。
安易に考えていたおもろいは、カメラマンさんに「和歌山のおとうさんに金花湯に行けって言われたから、行こ~!」そう話すと「俺も行きたいけど、秘湯過ぎて無理や・・・」そんな返事が返ってきました。バイクの免許を持たないおもろいは、当初レンタルのママチャリで金花湯に行こうとしていましたが、調べれば調べるほど無謀な計画だったことを思い知らされました。
それでも、諦めることが出来なかったおもろいは、おもろいのやってるFacebookのグループ「おもろい温泉と愉快な仲間たち」のメンバーHさんに相談しました。メンバーは総勢700人もいます。Hさんはおもろい仲間のメンバーだけど、金花湯のコメントを1度だけくれたことがあるだけの、おもろいとはそんなにも親しくない方でした。なのにHさんはおもろいの相談に親身に乗ってくださり、おもろいを金花湯に連れて行ってくれるとおっしゃってくださいました。が、喜んだのも束の間、台風が接近したり、そのせいでお天気が安定せず雨の予報になったり・・・何度も何度も諦めさせられました。で、金花湯に行く当日朝の4時頃まで豪雨。でも、その後見事雨があがりました!そして、Hさんが宮内温泉に迎えに来てくださったのは午前7時30分。さぁ、出発です!ゲートまでは車で30分。ここで準備していざ金花湯へ!金花湯へは、ヒグマ密集地帯と言われる深い森の中です。細々と続く林道を20数キロ走った末にたどり着きます。youtu.be
Hさんのバイクの後ろに乗せもらってます。最初のうちは道の状態も良くて、快適に走れました。ゲートから金花湯に到着するまでには3つの橋があります。ここは1つ目の橋、コイの口橋に到着。昭和41年9月に出来た橋なんだとか。
3つ目の橋を過ぎると、通称「バカ殿岩」が現れます。中央の緑の濃い木が「ちょんまげ」なんだそう。ここを左折すれば、金花湯までもう少しと聞いていましたが、結構あったかなぁ。あともう少しのところでバイクを置いて歩いて行くことに。バイクを置いて歩くこと約10分、川を渡りました。何気に川は結構深いし冷たいし。川を渡り切ったら、金花湯はもうすぐです。youtu.be
川から更に歩くこと約10分、ん?硫黄臭がしてきました!そして・・・・遂に到着!!ヽ(^o^)丿石灰華の成長が早いことから、温泉には 硫黄、カルシウムが豊富に含まれていると推測できます。40度位の適温の温泉で、この青白く輝く源泉にずっと、ずっと浸かっていたい。本当にそう思いました。展望は最高なんですが、断崖絶壁の浴槽です(汗)析出物で出来た浴槽は時が経つにつれ析出物でドンドン小さくなっているらしいです。1か月ほど前に湯友達が来て少し掘り起こしたとか話してました。
崖の下を覗き込もうとするおもろい。宿でおにぎりを作って頂きました♪助かりました。
住所:北海道島牧村の山奥
明日はこの下の野湯をご紹介致します。
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