この温泉は、瀬戸連合町内会が経営していて、
地元のひとたちの「老人憩いの家」としても親しまれてるところです。
2階は会議などに利用されているそうです。
すぐ前からは円月島を眺められ、心地よい潮風の中、円月島を目指して瀬戸湾沿いの歩道はお風呂上がりのお散歩コースにも最適なんだそう♪公民館のような外観ですね。受付にお兄さんはいたのですが、料金ボックスが置いてありここにお金を入れました。セルフ感が強い感じです。(笑)一番乗りです!それでは早速入浴させていただきましょう!!♨白壁の内湯は、5人位で一杯のやや深めの浴槽があるだけです。
【源泉名】生絹(すずし)湯
【泉 温】67.3℃(調査時における気温 10℃)
【PH値】6.73
【泉 質】含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・中性・高温泉)やはり鉄分が多いお湯のようです!
源泉は蛇口に袋をかぶせてろ過しているようでした。
浸かるとぷ~んと塩の香りが鼻を突きます。やや鉄臭鉱物臭があって苦味 、鉄っぽいにおいと、スベスベ感、塩の強いお湯なので加水されていてもそれなりに分かる塩苦味です。カラン、シャワーからは一切お湯は出ません。水のみ。どうやって洗うの?浴槽にある加水用の蛇口です。もちろんただの水ですが・・・しばらくすると、地元のおかあさんが入ってこられました。
で、まず最初にされることはゴミ袋みたいな袋の中に水を入れてそれを湯船に浮かべるんですよ。一体何をされてるんでしょうか?ここに浮かべると、一番よく温まるそうです。実はこうやってお湯(白湯)を作っていたんです。温泉で頭を洗うと、塩気が残って髪がバシバシになるんだそうです。その上体を洗うと石鹸の泡立ちが悪いし、上がり湯がないと特に夏は入浴後、体が塩でべたべたになってしまうそうです。これは素晴らしい生活の知恵ですね!
この地元のおかあさん、こうやって湯口でお湯を揉んで早く温めて、
このお湯を私にも分けてくださいました。なんともありがたい(涙)
おもろいは心も体も温かい気持ちでいっぱいになりました。
ほらね、今でも心がぽっかぽかです♪
※道の向かいに駐車場も数台分あります。