静寂の空気を震わせて、白いしぶきをあげる滝。こちらは犬飼滝です。高さ36メートル、幅22メートルの純白の帯は、まさに壮観です。かつて和気清麻呂がここで遊び、明治維新の立役者「坂本龍馬」も眺めたという由緒のある滝です。近くには清麻呂ゆかりの和氣神社、和気の湯もあります。
20台くらい停められそうな広い駐車場があり、そちらに車を停めしばらく歩きます。
歩いて数分で遊歩道沿いの右側に妙見温泉「和気湯」の看板があります。妙見温泉は奈良時代に左遷された和気清麻呂ゆかりの露天風呂で坂本竜馬も日本初の新婚旅行中に入浴したそうで、日本最古の露天風呂と言われている温泉なんだそうです。
「和気湯」は個人宅の所有ですが、ご好意で一般にも開放してくださっています。妙見温泉観光協会のサイトには、入浴に適していない状況と書かれています。その理由は2012年河川の増水により浴槽横の土砂が流出し、湧出量が減少してしまったのだとか。とはいえせっかく鹿児島まで来たのだからと立ち寄ってみたらナンと入れそうですが、脱衣所や隠れて着替えられるような所も一切ありません。昔は囲いがあったみたいですが今はそれもありません。先にある犬飼の滝の遊歩道沿いなのでそれなりに人通りはあると思いますのでここでの入浴はかなりの勇気が必要です。
湯口は無く、底からプクプクと湧出していてまさに足元湧出です。溢れ出たお湯は少しずつて川へと流れていきます。
泉質:ナトリウム-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉 ph:6.1 温度は40度程
石造りの浴槽が真中で仕切られていて2つに分けられています。
自然湧出なので川の水量などにも左右されるとは思いますが、この日はお湯の量もたっぷりで快適でした♪「和気湯」の前を流れる中津川にもあちらこちらでで自然湧出の温泉を確認できます。
写真は自然湧出を確認中のおもろいです(笑)