「有馬天神社」の中に「天神泉源」があります。
温度は97℃。ほぼ沸騰した状態で湧き出しているのだからこのように蒸気が立ち込めるのも当然ですね~
天神泉源
含鉄-ナトリウム-塩化物泉
98.2 ℃
5.89(弱酸性)
この懐かしい形の郵便ポストが街の雰囲気に合っていますね。写真をちょっとレトロな雰囲気に♪
有馬温泉の中ではこじんまりとした宿。ここ、「上大坊」(かみおおぼう)は、
「天神泉源」と目と鼻の先。湧き出した新鮮な湯を味わえるとのことで「温泉マニアが集う湯」として知られています。
老朽化を隠せない設備ですが、私には味があるという風に感じました。
この急な階段を下ると浴室があります。
左が男湯の脱衣場、右が女湯の脱衣場です。じゃ~ん!こちらは男湯の浴室です。白湯の上がり湯浴槽と、源泉浴槽のみ!
超シンプルな造りになっています。
浴室全体の傷み具合がいい感じに味を出していると思いませんか?
※今回は取材の為特別に男湯で撮影させていただきました。
高温のお湯が、細長い竹樋を通り、
その途中にある穴から下に流れ落ちる形になっています。
湯口に近づくとほんのり金気臭があり、加水も循環もない源泉が浴槽に注がれます。お湯の特徴は何と言ってもこの色。 透明度はなく、こんなに濃い色をしていますがしばらく放置すると半透明になって成分が底に沈殿しました。
浴槽の底も誰も入ってないときはこんな風になってるんでしょうね~この温泉の不透明さに助けられてこのような入浴シーンが撮影ができました。
湯底には鉄系の独特な堆積物がどろどろ滞留しています。
少し舐めてみましたが、かなり強烈な塩味と鉄味にエグ味。とにかく濃いんです。
ちなみに女湯はこんな感じ♪