田んぼ道のような細い道を通りやってきましたのは、 栃木県中部の矢板市にある秘湯寺山鉱泉です。
寺山鉱泉は160年ほど前に近くの寺山観音寺参拝者の宿として開業しました。
このあたりには寺山鉱泉の他、小滝鉱泉、赤滝鉱泉と3つの個性的な鉱泉群が山奥にひっそりとたたずんでいます。
立派な玄関ですね。
入浴料は600円。
浴室です。お風呂は二箇所あります。大きい方と小さい方があって、どちらも貸切りで利用でき、好きな方に入浴できます。 で、こちらが右側の大きい方の浴室。冷鉱泉なので、冷めないように木の蓋がしてありました。
こちらは左側の小さめの浴室です。こちらにもフタがしてありますね。
フタを外すと、黄褐色のお湯が現れました。 泉質:単純鉄冷鉱泉 PH3.3 味は鉄の味のみで、金気臭がします。鉄を含む温泉は数多ありますが、鉄泉と名乗れる温泉は珍しくて、栃木県内では数か所だと思います。
お湯が熱い場合は、蛇口をひねると冷たい源泉が投入できます。自分で好きな温度に調節できるシステムです。源泉は最初は透明ですが、空気に触れると徐々に酸化して、黄褐色になります。
お湯がぬるい場合は、壁にあるこのブザーを押してくださいとのこと。ブザーを押すと、薪をくべてお湯をわかすんだそうです。調度いいお湯になったら、もう一回ブザーを押します。
最後に、仲間と交代で大きい方にも浸かってみました。
日光・鬼怒川エリアを走るSL大樹、帰り道見ることができました。
寺山鉱泉
住所 栃木県矢板市長井1922-2
電話番号 0287-43-3773


