千と千尋の神隠しの聖地で有名な温泉宿「四万温泉 積善館」は一度は泊まってみたかった旅館でした。実は、那須塩原にもっと滞在したかったんだけど、どこも満室で1泊しかできず、那須塩原からは遠いんだけど奇跡的に格安で一部屋だけ空いていた「積善館」を前々日に予約しました♪到着がすっかり遅くなってしまいましたが、ライトアップでされた外観はとても素敵でした。新湯川にかかる赤い橋(慶雲橋)を渡って積善館に入ります。積善館本館は、元禄四年に建てられ、現存する日本最古の木造湯宿建築と伝えられています。こちらがもう1つの積善館の玄関(総合フロント側)です。本館側が有名すぎて、こちが積善館って言われてもピンと来ませんね。それにしても、秋真っ盛り!紅葉がとてもきれいでした。それにしても、高級チックな玄関です。安く泊まれるのかちょっと不安(汗)本館の上の山荘も昭和11年建築の歴史的建造物です。国の登録有形文化財、群馬県近代化遺産に登録されていて、「組子障子」がとても美しいそうですが宿泊料が高いのでおもろいには一生泊まれない部屋でしょうね。館内は迷路みたいで迷子になりそうでしたが、やっと部屋にたどり着きました。「【訳あり】(洗面・空調なし)」というプランで1人11800円という格安料金で泊まれました。 本館は基本的に洗面所、トイレは共同です。空調がない部屋でしたが、11月でしたので炬燵があれば十分でした。このような古い旅館でもWi-fiがサクサク繋がりました。本館から山荘につづくエレベーターに乗るには、「浪漫のトンネル」を通ります。のトンネルは山をくりぬいて造られたそう。「元禄の湯」の入口前には飲泉所がありました。四万温泉は四万の病に効くと言われることもあり、飲用すれば胃腸にも良いとのことでした。昭和5年に建てられた「元禄の湯」の女湯。小さ目の湯船が4つに、大きめの湯船がひとつあります。源泉かけ流しで、底には湯の花が沈んでいました。泉質:ナトリウム・カルシウム 塩化物硫酸塩温泉 湯口には硫酸塩温泉特有の析出物が付着していました。昔ながらの蒸し風呂もありました。元禄の湯は浴槽によって温度が微妙に違うので、好みの温度で長くつかっていられました。2階の宴会場で夕食です。お弁当形式になっていました。積善館の料理は食べログ等のグルメサイトでとても定評があるんです。色々な料理がちょっとずつ入っていて、どれもとても美味しかったです。
実は2階の宴会場で写真撮影だけして、先に「元禄の湯」に浸かりました。なぜって、食事時なら誰もいないと思ったから。思惑通り「元禄の湯」を独泉でき、あとでゆっくりお部屋で夕食をいただきました♪お弁当形式だからこそ、なせる業だったと思います。
四万温泉「積善館」
TEL. 0279-64-2101