ここは 1970年頃に開業したホテルで、山の斜面に沿って複雑に増築しているそんなホテルでした。洋風の内装でしたが1980年代前半に廃業になり、その後今のオーナーがここを手に入れられました。その後改装したりして手直しされ、いつかまたオープンできるよう準備されておられます。そんな素敵な場所に今回案内していただきました。
まずは1階の浴室に入浴させていただきました。 温度は30度ちょっとくらいで少し低かったです。お湯をくみ上げてるうちにタンクの温度が上がるのでもう少し待てば温かくなると言って頂いたのですが、待ちきれず入浴しました。
ライオンの湯口からはこの通り、かなりの量の源泉が吹き出てきます。飲用と書いてあったので少し飲んでみると、柔らかいお湯でタマゴ臭にタマゴ味でした。phは9.7と高アルカリです。
続いて、地下の浴室に移動します。
こちらは建物が六角形をしていて、高い天井が特徴の浴室です。お湯の量は早計毎分約300リットルも。
泉質:アルカリ性単純温泉 温度:36.7℃ ph:9.7
敷地内には合計3本の源泉があります。ココ、先ほどご紹介したライオンの湯口の温泉とはまた別の源泉なんですよ~浴槽は大きくしかも真中は結構深いんです。
おもろいの腰かけてる円柱の根元がにあるこの穴が湯口です。
このポリバス、ビジュアル的にはイマイチのように感じるかも知れませんが、浴槽が小さいため常に新しいお湯に入れ替わるので他の浴槽より温度が温かく新鮮なお湯が楽しめました。なので、ここで温まりながら丸い浴槽と交互入浴を楽しみました♪
それにしても、これだけ広い敷地に広すぎる浴室。しかも、こんなにたくさんのお湯を出していただいて、オーナーには感謝しても感謝しきれません。わざわざ遠いところから車で来ていただいて、「とにかく、郡司さんにはいい湯に浸かって。」オーナーはそうおっしゃいました。おまけに、私のような単なる温泉マニアまで入浴させてくれました。オーナーの夢がいつか実現することを心待ちに、陰ながら応援したい・・・そんな気持ちでいっぱいになりました。皆さん、この温泉は日帰り入浴できるよう許可をとってあるそうですよ。いつか、皆さんもこのお湯に浸かれる日がきっと来ると思います。