何度もこの近くに来ているんだけど、寄るのを忘れていて今回やっと来ることができました。案外簡単に見付けました。意外と駅から近かったです。ゑびすやさんの前の道を進み、線路を渡って真っ直ぐ行くとガードレールの右脇にちょうど畳一畳ほどの湯だまりがあります。近くに栓があってひねってみると、勢いよくお湯が噴き出しました。洗濯の洗い場といっても、れっきとした温泉です。温泉の温度は30度ほどしかありません。洗濯していると、後ろに電車が通過しました。一両車両の電車でした。なんとなくほのぼの。
洗濯の湯からまっすぐ突き当たり。そこを右に曲がると今度は野菜洗いの共同洗い場があります。川がながれていますが、この洗い場の温泉が流れ落ちる川を「湯川」と言うそうです。早速野菜を洗ってみました。温度は30度くらい。野菜を洗うにはちょうどいいお湯です。この温泉に覆いかぶさるように植わっている柿の木を見て、11月の柿の実が色づく頃、またここに来て撮影しようと思います。付近をちょっいとうろついて、洗濯の湯や野菜洗いの湯が今も使われているのか聞いてみました。もちろん使っていますよとのこと。そしてこのおばあちゃんのお家は、畑の向こうに井戸を掘ったらそれが温泉だったそうで、洗い場やお風呂、そして飲料水として、生活の全てに温泉を役に立てているそうです。昔は公民館のところに温泉が湧いていてそこでお風呂に入っていたと教えてくれました。下和田公民館に行ってみました。公民館の前の桜の木のしたに、源泉の跡がありました。畑のおじさんに聞いてみると温泉は枯渇したそうでいまは蓋がされ開かないようになっていました。昔はここから洗濯場にもお湯を供給していたとのことです、